雨漏り修理と防水の匠です。

よくある質問

FAQ

雨漏りの原因
等について

何故雨漏りするのですか?

建物は、多業種の分業制により完成されます。
経年での劣化によるものも含め、水の浸入を防ぐ機能を有した部材の
連続性(接着や重なりや穴)が損なわれた時に漏水します。

いつもは雨漏りしませんが、
強い雨風や台風時だけ雨漏りするのですが何故でしょう? 

通常時の雨は、垂直落下や斜め程度ですが、強風時は、同じ垂直方向でも上方へ立ち上るものや本来流れてしまう水が風により滞留したり、台風などの気圧差がある場合は、壁内を含めた室内側との気圧差で毛細管現象が起こりやすい状況が発生します。 日常での傾斜や引力を想像すると想定外と思われる事象が発生することがあります。

2階は雨漏りしてないのに1階が雨漏りするのですが?

水の侵入口がバルコニーを含む上階サッシ横や下部、1階2階を分ける胴差し(幕板)部分や2階外壁接合部や割れの場合、木造住宅や鉄骨住宅の様な空間を多く持つ柱を主体とする構造の場合、1階のみで漏水する場合があります。

また、1階が店舗などで、電飾看板などを屋上階に設置し、電源を1階店舗より引いているなどの特殊な場合も、電線を伝い漏水することがあります。

窓のあたりから少し水が漏れているような気がします。
雨漏りですか?

窓まわりの場合、水のシミ跡や窓まわりを飾る枠材の変異などを十分に確認する必要があります。近年の空調の性能や健康を考えた加湿、また、断熱性能によって結露の場合もあります。

屋上の雨漏り修理と防水工事してもらって3年も経たずにまた雨漏りしはじめています。原因は何が考えられますか? 

屋上の防水改修工事の計画施工範囲が狭く、近接する他部位が劣化する場合や、改修分の施工端部の処理が不十分な場合、数年で再び漏水する場合があります。 また、特殊な状況下でのみ漏水していた場合、漏水の原因が屋上防水でない場合も考えられます。

家を建ててまだ数年なのにもう雨漏りしています。
やはり最初の工事に問題があるのでしょうか?

施工不良や施工の手の知識不足による瑕疵である場合が多いですが、一概に瑕疵であるとは、言えない部分もあります。

例えば屋根のルーフィング(アスファルトを含浸させた防水紙)を固定するためのステープルの穴や屋根材を固定するための釘穴など、本来水を通す率が低いものに穴を開けることにより、率を上げてしまう施工方法になるなど。

ただし、専業者もクレームを放置するほど意識が低いわけではないので、日々工法の研究を進め、プラスとなる工夫を法令に基づき改善として世に発表しています。

疑問や不安を押し隠すより、調査依頼をお勧めします。

雨漏り調査
について

雨漏り診断と調査はどう違うのですか?

雨漏り診断は、予防も含めた総合的な調査で、雨漏り調査は、既に雨漏りの症状が出た部位に対しての調査と区分けしています。
例えるなら医師にかかる場合の健康診断と風邪などの症状が出たあとの診察の違い、というイメージでしょうか。

雨漏り調査で散水したあと、
部屋が水浸しになることはないですよね?

散水調査時は、複数で行い、漏水部での漏水確認と同時に通信機で連絡して散水を止めます。 また、事前のヒヤリングにより漏水時の状況に近い状態を再現するために散水方法や強度・角度を変えて行い、漏水確認ができるまで散水するため、壁内での滞留分など確認後しばらく水の流出が続く場合があります。

外壁に細かいひびが入ってますが、雨漏りはしていません。
雨漏り診断の必要はありますか?

瑕疵保険がクローズアップされた現在においては、防水を目的とした2次防水層(透湿防水紙やアスファルトフェルト)の重要性が周知され、施工においても管理されていますが、以前の施工においては、施工の意味を分からなまま施工する事や材の強度不足によるイレギュラーな施工などが散見されます。 1次防水層である外壁やシール材に変異が見られた場合、安心を得る為や修繕費を抑える予防保全のためにも調査依頼をする事をお勧めします。

費用や保険等
に関して

雨漏り修理っていくらかかるのですか?

雨漏りの要因を探し出す方策は多岐にわたり、調査能力のある会社であれば、ほぼピンポイントで指摘できると思います。(例外有り)

ただし、修理において根本原因から解消という場合、屋根全面とか外壁全面を工事する必要がある場合が少なくありません。

保険・保証・修繕積立など拠出できる資金を基に、改修・補修などの現状で最適の改善策を提案できるのも雨漏り調査会社です。

案件ごとに差が大きいので、率直な要望と費用見積りをお問い合わせください。

雨漏り修理の見積りは無料ですか?

「経年で劣化したので、この範囲を全面改修して綺麗にしたい」という要望の場合と違い、第一の目的が雨漏りを止めるとなります。

その場合、サイズを測り交換工事をするための見積りといったマニュアルに沿った行動で完結することは、ほぼ皆無のため、見積もる為の漏水原因・不具合部調査の費用が発生します(雨漏り調査費用)。

ただし、調査結果に基づいた改修提案のお見積りは無料となります。

雨漏り診断は無料ですか?

雨漏りに直結する不具合がないか、雨漏りの兆候がないかを調べる雨漏り診断においては、建物の規模(戸建・アパート・マンション・低層~高層)に違いがあり、調査員が複数で数日かかる場合もあります。

規模により金額の変動もありますし、有料となります。

リフォーム保険に加入すると雨漏りの修理や調査は
保険で賄えるのですか?

保険の約款内の規定により金額の上限が示されている場合もあります。ご加入の保険会社へお問い合わせください。

修理をお願いしてまた同じ箇所から雨漏りした場合は
保証してもらえるのでしょうか?

調査及び改修工事をご依頼の場合、使用材料の耐久年数や補修・改修箇所の下地材の状態など工事前の説明年限に関しては、保証されます。

また、調査当時の見落としによる漏水や補修・改修方法の選択間違いによる場合もど同様です。

ただし、近接する別部位の劣化に起因する漏水などの場合、協議の上、対応検討となります。

業者に関して

「雨漏り専門」と言う他の業者に原因を調べてもらっても結局原因不明のままです。
業者さんレベルの違いはやはりあるのですか?

雨漏り専門と言っている業者にも各種あります。

瓦中心の屋根専門・サイディング、ALCの外壁専門、ガルバニューム鋼板外壁や折板屋根など板金専門、屋上やバルコニーなどの陸屋根防水専門、リフォームを含めた総合建築であるが協力専業者頼りなど。

また、独自の特許工法を用いた調査専門会社などもあります。

それぞれに長けた部分はありますが、消費者としての選択は、「総合的な調査ができて、調査に基づいた改修や補修ができる業者」となるはずです。

雨漏りと感じていたものが、給排水などの漏水と瞬時に判断できる業者は少ないと思われます。

他の業者さんとテコムさんに依頼する場合の違いは何ですか?

水の浸入を止めるという目的のために日々防水を考えている者と美しい形や色の組み合わせなどを考えている者とでは、主眼が違うために、似たようなものは出来ても同じものは作り出せないと思います。

また、量産・低コストを優先するものと機能や長期的コストを優先するものでも同様だと思います。

頑なに良品を求め、進化の追求を続けるのがテコムです

その他

雨漏りがしてきたらとりあえずするべき
応急処置の方法を教えてください。

室内の汚損範囲を広げないようバケツや雑巾・タオルなどで室内への漏水分を処理してください。 降雨・強風時に屋外での作業を行うと大変危険です。 経過観察を行い、後日、調査会社に説明する為のメモを取るなど(時間、雨・風の様子など)してください。

費用の問題は大きいので市販の防水塗装用セットで
雨漏り対策をしようと思っていますが、
やはり全てプロに頼まないといけないのでしょうか?

DIYとしてホームセンターなどで購入した材料で補修しても問題ありません。

ただし、耐用年数が短い・他の材での後の補修が出来ないなど思いもしなかった事態に陥ることがあります。

購入前に店員さんに材料選定の相談をして、購入した補修材の材質やメーカー・品名などを控えて、後の不具合発生時の資料として役立ててください。

雨漏りしている屋根を雨漏り修理するか葺きかえるか、
どちらが良いのですか?

屋根ふき材の外観や雨漏りの症状により変わります。

屋根ふき材の内部に入った水の処理状態によって、補修で済むか吹き替えるか判断されます。

築80年の家の屋根が問題なく築5年の屋根が問題ありなど、風当たりを含めた立地や屋根部の調湿、太陽光パネルによる結露など専門であるが故に知り得る知識もあります。

建て替えを考えていますが、
設計段階で注意することはありますか?

地盤・基礎・耐震など注意したい点は多岐にわたりますが、雨漏りに特化して考えるならば、サッシ枠が壁に埋め込まれるとかバリアフリーを意識しすぎたものやデザイン重視で防水性能を補う詳細図(矩計)が無いなど、施工不能や責任の所在がはっきりしないなど、屋根・壁・サッシのように異業種が接する部位の処理に注意したいところです。

目地などの接合部を処理する防水とバルコニーやベランダを処理する防水の業者が別など分業の度合いは、各ビルダーで違います。

「プロだからやってくれる」と判断してしまう前に、疑問をぶつけ納得して行う事が失敗を防ぐ近道だと思います。